中国研修旅行記 1日目 |
|
|
中国研修旅行の幕開け。 数週間前から女の子チームでお買い物したりして、相当浮ついてました。 旅行前のかわいい下着調達は基本でしょっ?女子の醍醐味です。スーツケースに荷物詰めるのも楽しい行事の一つ。旅行下手って言われてもいい!無駄に物持って良くのが楽しいの! お間違えのないように念のため言っておくが、目的は中国針灸の実際を学ぶ歴とした研修の旅です。悪しからず。
今は仙台空港から海外行けちゃうのよね。 という訳で昼過ぎに空港集合。 さっそくウチの天然女王はやってくれたよ~。 時間になっても集合場所に現れんではないか! クラスの数人は空港内で彼女を見かけたらしく とっくに着いてるはずらしいのだが? 皆で代わる代わる電話したりメールしたり… ふと誰かが言い出す「メシ食ってんじゃねーの?」 ……ビンゴでした。。。 全員が若干の不安を抱きつつ、さあ出発です。
メンバーは全部で13名。生徒10名に引率3名。 先生の奥様も同行。殆ど家族旅行です。 学校の研修旅行でこの小規模さがたまらなく良いっ。 なんだかんだ言って久しぶりの海外。 アメリカに行ったのが中1の時だから、10年以上ぶりの飛行機。 ゲートくぐるのってなんかイヤよね。ポーンって赤ランプ付きそうで。 でも手続きが済んでしまえばこっちのもの。 空港での無駄な待ち時間は意外と好きなのです。貴重な妄想タイム。
時間押し気味で搭乗開始。 え~っと、あれ?飛行機ちっちゃ! そのちっちゃさ国内便級。新幹線より狭いんじゃネイノー? なんかね、羽がね、頼りなく見えるの。 しかも乗客への注意を上映するモニターが 何回も上がったり降りたりするの。 慣れてないじゃん!あれ?始めてのフライトですか? もう機長かわって~っ!なんて言っているうちに離陸。 イヤ~っ!! あの感じはやっぱり独特。離陸した直後に旋回するのよ。 酔い止め飲んでなかったら確実に出てるね。 食道から順に消化管がこうズルズル~っと。 はい、十二指腸まで出ました~続きまして小腸出ま~す。 と、余裕が出てきたころで、先生!何ビール飲んでるんスか!? 一気に引っ込むわ!ではわたくしも、気を取り直してコーヒーでも頂きましょうか。 う~ん何だろうこれは。間違いなくコーヒーではない匂いがする。 MOVIX?キャラメルポップコーン?違う、焼き芋ーっ! まだ現地にも着いてないのにオモロい事ばっかりだわよ。 まさか機内食で日本そば出るなんて思わないじゃない? しかもそのサブメニューがパンだなんて思わないじゃない?
さて飛行機は上海経由で北京へ参ります。 お、中国の大陸が見えましたよ。ここが上海ねっ。 夕方の霞の中へ一度目の着陸。 このまま機内で待つのかと思いきや、一度出なきゃいけないのね。 あらっ、予想以上にあったかいじゃない。防寒対策してきたんですけど… 中国の空気はやっぱり日本とは違う匂いがした。土とか植物とかそっち系? でもアメリカ程の違和感はなかったな。すんなり受け入れられた。 時差も一時間程度だし、さほど混乱はない。
何と言っても一番の混乱は言葉の壁。 いくら1年間中国語勉強したって言ったってさっぱりです。 しかも空港の人達みんな怒ってるみたいに聞こえるよう。 その人達にとっては別に普通で、日常の事なのかもしれないけど、 小心者の私には当たりが強く感じたよ。身が持たぬ。 怯えつつ、入国手続きを済ませて再び機内へ。 北京へ向けて離陸する頃には日もとっぷり沈んでおりました。 暗闇の離着陸は初めてなんですけど~ 何も見えない分、客観的な感じで不思議と怖さは感じなかった。 そう、スターツアーズみたいな感じ。 しばらくするとまた機内食が出てくる。え?また? ライスorヌードルと問われてライスを選んだはずなのに、 やっぱり付いて来るのな~パン! 主食on主食は基本なのか?やるね~
目下に広がる夜の中国には、オレンジ色の帯が見えた。 きっと高速道路かなにかなのだろう。 それは道自体が発光しているかのように、浮かび上がっていた。 この大きな生命体に走る血管は、温かにも冷ややかにも映った。
北京に到着したのは22時を回ろうかと言う頃。 現地の添乗員さんが迎えに来てくれていた。 添乗員の李さんは日本語ペラペラ。 あれ?誰かさんにしゃべり方そっくりじゃな~い? それはさておき、李さんは研修で仙台に住んでいた事もあるんだとか。 「日本で大変お世話になったので、今日は恩返しのつもりで、 家族を迎えるような気持ちで、皆さんをお待ちしておりました。」 なんてご挨拶されちゃった日にゃ~アンタ泣けましたわよ。 空港でのピリピリ具合にやられ気味だった分、かなり心に沁みました。 やわらかな物腰と気遣い。惚れてもいいですか? 乗り込んだバスは50人は乗れそうな観光バス。 13人で悠悠使っちゃっていいの? 2人がけに1人で座ってっても、笑えるくらいガラガラ。
途中レストランで軽食を取ってホテルへ向かいます。 って言ってももう日本時間じゃ23時だからね。 今日すでに4食食べてるし、そんな進まないわけですよ。 しかも軽食と言いつつ本気で円卓がいっぱいになるくらい出てきちゃう。 おお、これぞチャイニーズおもてなしスタイル! と感動しつつ殆どお皿をカラにできずにご馳走様。ごめんなさい。 北京のローカルなナイトライフポイントなどを横目に見ながら再びバスは進みます。 滑走路のような一本道、もう深夜なのに提灯やらネオンが煌々としている赤い通り。 どれも始めて見る光景なのに、不思議とまだ中国にいる実感はない。
ホテルは4つ☆で、なかなか綺麗です。日本とあまり変わらない感じよ。 女子は3人での参加だったので、簡易ベッドを入れて対応。修学旅行みたいっ! 明日からいよいよ研修です。今日のところは大人しく寝ておきましょうか。おやすみなさい。
| |
|
3月26日(日)18:57 | トラックバック(40) | コメント(75) | レジャー・旅行 | 管理
|
新年 |
|
| あけましておめでとうございます。 皆様それぞれ目標を掲げて新年を迎えていることと思います。 今年はわたくし、来年の鍼灸師国家試験に向けて本気を出すべき年です。 この1年どうやって過ごすか・・・ やる事はやる。投げない。諦めない。で日々精進したいと思っております。 そんなこんなで、みうらじゅん原作「アイデン&ティティ」を流し見した訳なのですが ロックとはなんぞや?と思い巡らせてみますと、 アイデンティティーをいかに誇示するかなのかなと改めて思います。 社会や世間や身近な周囲や自分に屈しないこと。 現代日本においては皆好き勝手やっておるので、さほどもの珍しいものではなく、 単なるブームやジャンルとして片付けられてしまいがちです。 しかし本来は生き方なのだという事を忘れないようにしたいものです。 今自分がどうしたいのか?それと素直に向き合って 邪魔する事物を蹴散らすパワーにはすさまじいものがあります。 攻撃的で反体制的な精神。それでも信じているものは純粋に自分のコア。 簡単に出来そうで出来ない。だから出来る人たちがカッコイイのです。 それは究極の我儘かもしれません。 しかし不安と迷いと優しさと愛にも満ちています。 嗚呼何と愛すべき人間像か。 「君の立場で言えば君が正しい 僕の立場で言えば僕が正しい」 それで良いんだよきっと。全ての人に通じる正しいなんてないんだ。 だから君の中にある正しいを貫き通せば良い。 但しそこには自己責任がある事も忘れるなかれ。 せめて今年1年は誰に何と言われようと貪欲に自分と戦ってみたい。 自分のアイデンティティーがバラバラにならないように。 これがロックと言えるかどうかは分からないけど。
| |
|
1月1日(日)23:42 | トラックバック(0) | コメント(0) | テーマトーク | 管理
|
テレビっ子な年末 |
|
| スペシャル番組は得意じゃないけど、出演者によりけり。 超常現象スペシャルに松尾貴史でしょ?紅白にグループ魂でしょ? 若干お笑いも気になるし、これはチャンネルぽちぽち押すしかないじゃん。 最近あんまりテレビは見ないのですが、見出すと止まらないものですね。 毎年家で平凡に年を越します。何するかってテレビ見るしかないでしょ! 年末はここまで終わらせたいと決めた勉強があって、没頭しておりました。 一応終わったのでバンザーイ!とお酒を飲み始めます。 調子が上がってきてですね。何もかも面白い訳ですよ。 あ~港カヲルがぁ!胸に紅白饅頭って書いてある~!良い笑顔だ~! バイト君のTシャツ「恐怖」って書いてある~! サダヲ兄さん客席下りて行っちゃったよ! いいの?いいの?NHKホールだよ~みんなこのテンションについて来て! 超常現象の討論なんて絶対平行線に決まってるじゃん! 「オレに喋らせろ!」だの「黙れバカ!」だの、ごきげんなトークですこと! そこに松尾さんの冷静さが!いいね~。結局マリア様は宇宙人なの?予言はどうなった? あっ!おめでとう陣内君!まあそんな感じで年は暮れてゆきました。 一年間色々ありましたし。おバカにまったり年を越すのもまたよしかな~ なんて思った訳ですよ。カウントダウンイベントへの憧れもあるけど、 新年は勝負の年ですからね。これがお似合いなんだわ。 そこそこ健康に生きながらえて、新年を迎えられるだけでも幸せですよね。
| |
|
12月31日(土)23:33 | トラックバック(0) | コメント(0) | 通常日記 | 管理
|
察し |
|
| こうした方がいいかな?とか こう言った方がいいかな?とか ある程度察することはできる。 きっとその方が相手が喜ぶだろうなって事も分かる。 でも動かないこの体。邪魔しているものは何なのか。 出来ないなら気付かない方がよっぽど平和だ。 しかし気付けない人なんだと思われるのもそれはそれで悲しい。 気付いていたのに出来なかった罪悪感。 やらないなら、やらないなりの主張でもあれば強気に出られるが それも出来ない。責められればすぐにぺしゃんとなる。 きっと自分勝手な理由だから。か。 やった方がいいかな?と思うことは、大体正しい事なのだろう。 しかしそれを率先してした後、変な照れに襲われる事も知っている。 偉いね。凄いね。良く気付いたね。 褒め倒されることにも、居辛さを感じてしまう。 そう言われた自分が得意げになっているような気がして 表情を曇らせる。それがしたくないのもある。 やった方がいい事が自分のしたい事なら理想的だ。 そう、きっと思いついても私の中でしたくない事なのだ。 いつからそんなに偉くなった? どうしていつも自分の事ばっかりなの? 自分が上でいたいから? 思いやりは私の中には住んでいないの? 嫌な事を笑顔でこなすのは美学かもしれない。 でもそれが嫌々だったと後で知るのは残酷すぎるじゃない。 だから怖いのかもしれない。
| |
|
12月30日(金)23:32 | トラックバック(0) | コメント(0) | 通常日記 | 管理
|
「化粧師」 |
|
| 先日観た映画の影響でですね、無性に椎名桔平作品を観たくなったのですよ。 そして借りてきました。石ノ森章太郎原作「化粧師」でございます。 これはもう椎名桔平プロモーションビデオですか? セリフは極端に少ないのに物凄い存在感なのですよ。 かっこよろしいんじゃございませんの? 彼がかつてラ族であったことなど、忘れてしまいますわね。 更に不幸な生い立ちもよしっ!って感じ。ひねくれ者ですみません。 女性のための職業を男性が営むと言うのは、何とも色気があるものです。 以前にお紅とも話したのですが、化粧品店や婦人服店に 唯一いらっしゃる男性職員って魅力的ですよね。 本編中に感じた硬派なエロチシズムも、そこにあるのでしょう。 女性の美に向けられる男性の真剣な眼に弱いのですわ。 男性が女性に向ける眼差しは穏やかであって欲しいもの。 しかしそこには職業に掛ける真剣さ故の鋭さが加わります。 それが嬲る様でもあり、M心を刺激されるのかもしれませぬ。 脇役陣もなかなか豪華でございました。 いいね~あき竹城!かわいい子いびらせたら天下一品だよ! 本屋の大杉蓮もね。私毎日通いたいわよ。
古き良き日本の美学。しかしそこに介入してくる環境汚染と貧富の嘆き。 なかなか素敵な作品でした。物語と言うより空気感ですかね~。 和装の色彩にのってくるお化粧の色合いが美しいです。 日本の「赤」の美しさを感じました。 印象的だったのは鳴かない鳥を飼う主人公、小三馬が 鳥篭に花を一輪そえるシーン。高尚な感性ですね。 お腹をいっぱいにすること。それだけが幸せではないのです。 「化粧は所詮外面を整えるもの。 いくら綺麗に取り繕ってもやがて地が出ます。 心に化粧をするのはあなた自身です。」 最低限の衣食住以外の職業は、ヤクザな商売 とみなされる風潮が日本にはありました。 しかしその+αが心を豊かにするのです。 化粧を世渡りの道具として、信仰しすぎるのも良くありません。 あくまでも背中を少し押してくれるツールでしかないのです。 占いにも通ずる所があると思いました。 基本に自分をしっかり持つことがあって、 人生を楽しむスパイスとして生活に取り入れる。 それがちょうど良い兼ね合いなのかもしれませんね。 磨いた心をほんの少し輝かせて映してくれる鏡。 そんな風にお化粧を使ってみたいと思いました。
| |
|
12月29日(木)23:31 | トラックバック(0) | コメント(0) | 鑑賞 | 管理
|