モカ日記
 
セルフカタルシスブログ
 

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鑑賞

完売劇場

完売地下劇場DVD第2巻を見た。
出演はラーメンズ、ホームチーム、劇団ひとり、ダンディー坂野、マキタスポーツ
なかなかおいしい顔ぶれです。
今回は朝まで討論形式で、司会が浅草キッド!ナイス!
お題は・・・
これからのお笑い界に必要なのは何か?
お笑い芸人にルックスは必要か?
お笑いの本質はテレビか舞台か?
などなど。前半は劇団ひとり暴走、ホームチーム参戦、マキタスポーツでオチ
な感じだったのだけど、途中からラーメンズ小林さん中心に話が回る。
やっぱりこの人は違う。。。
ここでどう目立ってやろうか?などという事は全く考えていない。
本気で勉強しに来てるわ、このお方は。
博士と小林さんの討論はハイレベルすぎて周りがついて来れない状態。
小林さんの中では自分の見せたいものがはっきりしている。
笑われるのではなく、笑わせる事への美学が完全に頭の中で出来上がっていて
現実問題できることとできないこともちゃんと分かっている。
建築家には哲学が必要といいますが、この人の中には構築者としての哲学が存在している。

言っちゃえは偏屈なのだけど、私は小林さんのこういう部分が大好きなのです。
他の瞬発力系芸人からしたら、さぞかし鼻につく存在なことでしょう。
話が来た番組の出演依頼を断っちゃうぐらいですから。
テレビへの露出はイコール知名度であったり、
やりたい事をするための稼ぎ口だったりするわけで、
それを拒むのは今後歳をとった時の生活を考えるとやっておくべきなんじゃないの?
的な博士の意見も分かる。でも今のテレビ業界で、ラーメンズを活かせる番組があるか?
あれだけの完成された作品ですから、見る側としても安売りして欲しくない訳なのよ。
そりゃ見たいけどさ~。仙台なかなか来ないしさ~。私が知ったのもオンバトだしさ~。

私、思うに今の芸人って芸してるのか?素材として人を見て笑う類のもの多くないか?
いわば芸と芸の間質を売りにしている芸人やら番組やらが主な気がするのよ。
そこに出ろって言う方がナンセンスなんじゃないかしら?
体使って笑わせるのが悪いとは言ってないの。頭つかえない人は体使うしかないの。
世間一般的な仕事とおんなじでしょ?どっちもあっていいのさ。
今の風潮がそっちよりになってるからって、それ以外を否定するのは違いません?
質の違い、ジャンルの違い、もっと広く認めましょうよ。
そしてそれぞれが気持ちよく活動できる場所をどう作るか?
の方が建設的な話し合いだ思いません?
などと自分の頭の中もグルグルと回ってあーだこーだ。
自分の思考も弁証法で答えが導き出される事が多いので、この手の番組構成は好きです。
でもね~何が言いたいってね、つくづく小林さんに惚れました。



10月3日(月)22:19 | コメント(0) | 鑑賞 | 管理

HEDWIG

「HEDWIG AND THE ANGRY INCH」
やっと観れた!一度スカパーでやったのをビデオに録ったんだけど、
観る前に紛失してしまい・・・どっかにあるはずだと思ったら
借りるのもしゃくで、先にサントラ聴いちゃったりして、
結局出て来ないのでついに借りてしまいましたの。

もう、方向的には文句なく好きな感じなのは分かってたけど、
やっぱりよかった!これはDVD買ってもいいな。
この物語について、事の顛末を語るのはあまり意味のないことだと思う。
だから、ただ私が感じたことを書くことにする。

ファッションは言うまでもないが、思いのほか歌詩が良かった。
「ORIGIN OF LOVE」なんて完全に西洋哲学の世界だよね。
もともと人間は顔・手・足が2対ずつあったが、
神の手によって引き裂かれた。
そして人間はもう一人の自分を求めて交わる。
それが愛の起源というわけです。
私の片割れはどんな形をしているだろうか?
私に足りないものを持っている?
今までにない喜びを味わうのでしょうが
失ったものもリスクも大きく、
それはあまりに悲しい神話的物語です。
こういう考え方、私は好き。

主人公HEDWIGが東ベルリン出身というのも大きく反映されている。
宗教、軍人、近親相姦、偏見、ロック・・・
これらの要素はどこにでも転がっているが、
東西を分けたベルリンの壁があった時代、
そこに生きた人の感性を感じ取る事が出来る。
男女を分ける壁を重ね合わせた表現は他では出てこないだろう。
更にスケッチをつないだようなアニメーションが効果的で、
劇中伝えづらいイメージを上手く補っていた。

性を超越した人達を見ていつも思うのは、
憎いほどのセンスと教養とバイタリティー。
こんなに感受性が強く、世の中を悟ったような神的人達への
風当たりの強さは何なのだろう?
私は人生に課せられる苦痛や試練は
その人物のレベルに応じたものであると感じている。
強く気高く生きられる人には、それ相応の無理難題が降り注ぐ。
そういうことなのだろうか?
しかしそんな人達の持つナイーブさに、私は愛しさを覚える。

空にはきっと空気があるだけだ。
絶対者も、愛も、存在しないのなろう。
そうやってしのぐしかすべがないほどに、
人は人に裏切られ理想は崩される。
だから人は歌うのでしょうね。



8月25日(木)23:59 | コメント(0) | 鑑賞 | 管理

「東京タワー」

黒木瞳と岡田准一のあれです。
小説の中刷り見た時からずっと気になってたんだけど、やっと見れました。
「恋はするものじゃない。落ちるものだ。」惹かれるじゃないの!

一言でいうとキレイ過ぎる。全てにおいて。ずるいよあんなの!
女性が書いているだけのことはある。
男性像が女性本位な感じがしてしまった。
私の嫉妬心なのだろうか?つい現実と照らし合わせてしまう。
物語として見れば好きです。私も一応女ですから。

まず岡田君がカッコ良過ぎる。
21歳でマーラーを聞きながら彼女の好きな小説を読み、
気まぐれにかかってくる女性からの電話を待てる男子がいるだろうか?
「美しいものを見たり聴いたりすると、すぐに消えてしまいそうな気がして…」
と、クラシックを聴きながら涙できる感性豊かな男子はいるだろうか?
ここまで揺ぎ無い想いをつらぬける男子がいるだろうか?
この物語はこんな類まれな容姿、知性、感性、愛情、純粋さをもった青年
でなければ成り立たない話であると思う。
世間一般的な21歳と40歳では到底無理な御伽話だ。
対するマツジュンの話は肉体的欲求の開放がメインですから、
まあ普通にあっても不思議はないが。

更に黒木瞳がかわい過ぎる。まず40歳には見えないもの!
そしてさりげなく口にする言葉がいい。
「手も握らない男はつまらないわ。」
「東京の雪は嫌い。溶ける時汚くて侘しい感じがするから。」
「私は自分の人生に満足しているの。幸福かどうかは問題じゃないわ。」
「たとえ明日あなたに拒絶されても、愛しているわ。」
こんな女になりたいものですわよ。生活感がなさ過ぎるくらい美しくなりたい。
彼女もまた容姿、知性、感性、愛情、純粋さを持ち、2人は空気で惹かれ合っている。
決して相手を陥れようというのではなく、ただ一緒にいられる事を欲している。

嗚呼、理想論過ぎる。現実はどうだ?
女はこんな世界に憧れるから現実とのギャップに苦しむのだ。
こんな真っ直ぐな心が実在するなら、私だって一生を捧げたい。

まあなんだかんだ言っても、
自分の友達に、女手1つで育てた息子を取られる母親
自分の妻が年下の男と関係を持っている事を知りながら、何も言わない旦那
旦那と姑との生活に疲れ、このまま死にたくないと思いながら年下の男との関係に溺れる妻
性の捌け口として手を出した年上の女の本当の魅力に気付き始める青年
自分の母親と同級生が関係を持っている現場を目撃してしまう少女
自分の成功の影には旦那があり、壊す事ができないことを理解しながら
青年への思いを断ち切ることができない女
現在の立場やルールをわきまえ理解していても、
押さえきれない真っ直ぐで繊細な感情を持つ青年
それぞれの人間像が交錯する様子は面白かった。

私は今現在男性に執着していない。
信用していないと言っても大げさではない。
追いかければ逃げてしまう事を知っているから。
私が考えるほど、私を想っている人はいない事を知っているから。
そこに執着しても、全て泡のように消えてしまうことを経験しているから。
今私はやるべき事が沢山ある。だから人生を恋愛にすがる必要がない。
元々は遠いある人のためだったが、それが消えた今、
誰かの為ではなく私のための目標に変わった。ある意味感謝している。
誰かのためにする事は、必ず自分のエゴであり、相手にとっては知った事ではない。
だから報われないのだ。今は私が自分のためにしている事で、誰かが少し楽しくなったり
嬉しくなったりしてくれたらそれでいい。後は少しの思いやりがあればいいと想う。
私は乾いているだろうか?少し危機感を感じてこの映画を見てみようと想ったが
口をつくのはやっぱり偏屈な言葉ばかりだ。
でもほんの少しだけ希望を持ってみても罰は当たらないかなと思った。



8月19日(金)21:57 | コメント(0) | 鑑賞 | 管理


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