| HEDWIG |
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| 「HEDWIG AND THE ANGRY INCH」 やっと観れた!一度スカパーでやったのをビデオに録ったんだけど、 観る前に紛失してしまい・・・どっかにあるはずだと思ったら 借りるのもしゃくで、先にサントラ聴いちゃったりして、 結局出て来ないのでついに借りてしまいましたの。
もう、方向的には文句なく好きな感じなのは分かってたけど、 やっぱりよかった!これはDVD買ってもいいな。 この物語について、事の顛末を語るのはあまり意味のないことだと思う。 だから、ただ私が感じたことを書くことにする。
ファッションは言うまでもないが、思いのほか歌詩が良かった。 「ORIGIN OF LOVE」なんて完全に西洋哲学の世界だよね。 もともと人間は顔・手・足が2対ずつあったが、 神の手によって引き裂かれた。 そして人間はもう一人の自分を求めて交わる。 それが愛の起源というわけです。 私の片割れはどんな形をしているだろうか? 私に足りないものを持っている? 今までにない喜びを味わうのでしょうが 失ったものもリスクも大きく、 それはあまりに悲しい神話的物語です。 こういう考え方、私は好き。
主人公HEDWIGが東ベルリン出身というのも大きく反映されている。 宗教、軍人、近親相姦、偏見、ロック・・・ これらの要素はどこにでも転がっているが、 東西を分けたベルリンの壁があった時代、 そこに生きた人の感性を感じ取る事が出来る。 男女を分ける壁を重ね合わせた表現は他では出てこないだろう。 更にスケッチをつないだようなアニメーションが効果的で、 劇中伝えづらいイメージを上手く補っていた。
性を超越した人達を見ていつも思うのは、 憎いほどのセンスと教養とバイタリティー。 こんなに感受性が強く、世の中を悟ったような神的人達への 風当たりの強さは何なのだろう? 私は人生に課せられる苦痛や試練は その人物のレベルに応じたものであると感じている。 強く気高く生きられる人には、それ相応の無理難題が降り注ぐ。 そういうことなのだろうか? しかしそんな人達の持つナイーブさに、私は愛しさを覚える。
空にはきっと空気があるだけだ。 絶対者も、愛も、存在しないのなろう。 そうやってしのぐしかすべがないほどに、 人は人に裏切られ理想は崩される。 だから人は歌うのでしょうね。
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8月25日(木)23:59 | コメント(0) | 鑑賞 | 管理
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